こんにちは、nakoです。今回は、小説を書くのが好き、小説家になりたい!という方向けに、授業で小説を学んで、小説を書くことで卒業することができる学部がある大学をご紹介します。
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どうして小説を書ける大学に行くの?
せっかく大学に行くなら好きなことを!
将来小説家になりたいという方で、どんな大学に行くべきなのか悩んでいる方もそもそも大学に行くべきなのかと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。もちろん、大学や学部で小説家になれるかが決まるわけでは全くありません。私も受験生の時、せっかく大学に行くなら自分の好きなことをやりたい!と思い、小説を書ける大学を選びました。今は入って本当によかったと思っています。
小説が書ける大学に進学するメリット
プロの先生に会える・読んでもらえる
小説を書く授業や演習では、プロの作家の先生が担当していることが多くあります。さらに、ゲストとしても作家の方が来てくださることがあります。
芥川賞や直木賞を受賞された先生も多いので、話を聞いているだけでも楽しく、参考になります。有名作家さんにはサインをもらっている学生もいましたね笑
また人にはよりますが、原稿を渡すと快く読んでくださる先生が多いです。
同じ目標を持った人達に会える
同じように文学が好きな人が多くいる環境に身を置くことができます。特に、文学部より文芸系の学部だと「書く」ことが好きな人が多く、小説家になりたい、小説を書きたいという人も多いです。ゼミでも、お互いの作品を読んで批評してもらえます。
同じ目標を持った友人や先輩ができれば、大学在学中だけでなく卒業後にも良い繋がりになっていきそうですよね。
小説を書くことで卒業できる
通常、大学を卒業するためには卒業論文が必要ですが卒業論文の代わりに、卒業論文に見合った分量の小説を提出することで卒業できることもあります。そして、内容がよければ本になって出版されることもあるんだとか。大変な論文を書くことなく、自分の好きな小説で卒業単位を取れるのは魅力的ですよね。
小説が書ける大学に進学する際の注意点
必ずしも書き方を教えてもらえるわけではない
小説を授業で書くことはありますが、手取り足取り教えてもらう、という感じではありません。小説の書き方に正解はないので、自分で書いてきたものを読んでもらったり、既存の作品を読んで学んだりすることが多いです。ただ、現役作家さんがどのように小説を書いているかを聞くことはできます。例えば、あるエンタメ系作家さんはラスト含めプロットをしっかり作ってから書き出すが、純文系作家さんは、ラストを決めずに書き進めるなど、個性ある執筆方法を学べます。先生方を参考にしつつ、受け身ではなく自分から積極的に学ぶ姿勢が大切です。
小説だけ書けば良いわけではない
先ほど小説作品を卒業論文の代わりとすることができると述べましたが、卒業論文以外にも毎年取得しなくてはいけない単位があります。単位数を満たすには、小説の実践の授業ではない科目も取らなくてはなりません。特に第二外国語は必修の学校が多いので、頑張って勉強しましょう!笑
第二外国語を勉強することで読書の幅が広がり、創作にも活かせるとも言えるのでぜひ興味のある国の言葉を学んでくださいね。
授業で小説を書ける大学3選
日本大学
芸術学部 文芸学科
日本大学芸術学部 文芸学科では、文芸的な創造力と表現力を養うことを目的に、実際に詩・小説・戯曲・批評の創作を行なっています。さらにはジャーナリズムに関する授業もあるので、ジャーナリストを目指す人もいます。在学中・卒業後に本を出版する人も多くいるようです。
明治大学
文学部 文芸メディア専攻
明治大学文学部 文芸メディア専攻では、1年次から表現創作ⅠA・Bという授業が必修としてあり、実践的に文章を書く勉強ができます。「読む」ことにも力をいれており、日本の古典から海外の作品まで、興味に合わせて研究できます。
早稲田大学
文化構想学部 文芸・ジャーナリズム論系
早稲田大学 文芸・ジャーナリズム論系では、現役の作家による創作指導や、編集・企画作業を学ぶ授業といった実践的な学びを得ることができます。また研究者・批評家、翻訳者等を目指す人材の育成にも力をいれています。作家の朝井リョウさんなど、著名な作家を輩出していることも特徴的です。
小説家なら大学に行かなくても良い?
小説家になりたいから、大学は必要ないと思う人もいるかもしれません。大学に行くことは保険ではないか?と考えるひともいるでしょう。確かに、優れた文章に学歴は関係ありません。しかし、大学の勉強は高校までの勉強とはちょっと違います。自分の興味があることをとことん学ぶことができる貴重な機会です。私が今までお話しした作家さんやジャーナリストの方は、みなさん、沢山の取材や研究を基に執筆活動を行なってらっしゃいます。大学でとことん学び、周囲の学生や先生から刺激を受けることはきっとあなたの創作の力になるはずです。創作を愛する人へ。進路の一つとして考えていただけると嬉しいです。