創作

おすすめの脚本家スクール3選【気になる費用は?】

脚本家になりたい!と思った時に気になるのが脚本家スクール。でも、実際どんなことをしているのかわからない方も多いのではないでしょうか。私も脚本家スクールに通ったことがあるのですが最初はどこが良いのかわかりませんでした。

そこで、今回は3つの脚本家スクールをご紹介します。気になる費用についてもまとめました。私が実際に行ったスクールの話も書くので参考にしていただけたら嬉しいです。

そもそも脚本って?

映画やドラマの骨組み

演劇や映画のセリフ・動作・舞台装置などを書いた、上演のもととなる本のことをいいます。台本やシナリオと呼ばれることもあります。簡単に言うと、脚本に書かれていることを元にして役者が演技をしてドラマや映画が作られる、骨組みのようなものです。設計図とも言えますね。脚本家は、その脚本を書く人のことです。

参考: google

脚本家スクールって?

脚本を学びたい人が通うスクール

脚本家スクールは脚本を学びたい人が通うスクールのことです。キャラクターの作り方やストーリーの組み立て方まで、脚本の基礎から教えてくれます。また、上級者になったら実際に脚本を書いて読み合います。スクール内でコンテストがあることも。

脚本家スクールが必要な理由

基礎的な書き方を学ぶため

まずは脚本の基礎的な書き方を学ぶためです。脚本は小説と違って、読者によって読み取り方が違うということは合ってはなりません。大勢の人が一つの脚本を元に、共通認識を持って一つの作品を作る必要があるからです。正しい書き方でないと、思わぬ誤解が生まれてしまいます。

他の人の意見を聞くため

脚本の本を読めば独学でも脚本の「型」は学べるかもしれません。しかし脚本は、脚本それ自体で完成ではありません。脚本を元に演技と撮影をしてもらう必要があります。そのため、自分では良いと思っていても他の人からするとわかりにくい脚本というのはあってはなりません。脚本家スクールには、大勢の生徒や先生がいるので客観的な意見を聞くことができます。

脚本家スクールに通っているのはどんな人?

趣味で書きたい人からプロを目指す人まで

脚本家スクールには様々な人が通っています。仕事を引退した後の趣味として脚本に興味を持った人。プロの脚本家になりたいと思っている人。

そのため、プロを目指しているわけではないから……と尻込む必要はありません。興味を持ったらぜひ参加してみて欲しいです。

年齢は学生から会社員まで幅広く

年齢も様々。大学生から、会社員、主婦の方、定年後の方もいます。脚本など物語を作る時には経験が重要。年齢が上の方の方が実体験に基づいた素晴らしい物語を書く、ということもありますよ!学生でも、授業がない時間であれば学校とスクールを両立することは可能です。

脚本家スクールの良いところ

脚本家を目指す仲間ができる

脚本家スクールの良いところは、何より仲間ができるところだと思います。私自身、スクールのクラスメイト達の作品を読んですごい!と思ったり、私も頑張ろう!と背中を押されました。刺激しあえる仲間がいるというのは、あなたの脚本家としての成長を促進すると思います。

脚本家スクールで大変だったところ

宿題がある

スクールによりますが、宿題が課されます。脚本を書きたいわけなのですから、たくさん書いて練習することは勿論必要です。しかし、学校や仕事との両立だと辛いと感じることもあると思います。その場合は時間を確保できるような工夫が必要でしょう。

一般的に「面白い」脚本を目指す

私が一旦脚本家スクールを辞めてしまった理由がここなのですが、脚本家スクールでは一般的に面白い、と言われる作品を目指します。いわゆる大衆向けということですね。勿論、脚本を元に売れる作品にする必要があるのでそのような方向性は間違ってはいないのですが、マイナー映画が好きな私としてはやりにくい部分もありまして……好きなようにさせてー!と思ってしまいました汗

直した方がいい、と指摘されることもあるので自分の作品に強いこだわりを持つタイプの人は、スクールは向いていないかもしれません。

注意点

スクールに行っても脚本家になれるわけではない

スクールに通ったとしても、脚本家になれることが保証されているわけではありません。未経験からでは、基本的にコンテスト等で受賞することが必要です。スクールに入っただけで安心することなく、積極的にコンテストに応募するのが近道だと言えるでしょう。狭き門ではありますが、実力と才能を伸ばすには努力が不可欠ですよね。

おすすめの脚本家スクール3選

日本脚本家連盟スクール

講師が全員現役のプロ

日本脚本家連盟スクールは、その名の通り日本脚本家連盟が主宰しているスクールです。そのため、講師は日本脚本家連盟に所属する現役のシナリオライターや脚本家、主要局プロデューサーやディレクターです。通常の講義とは別に少人数のクラスがあり、そこでは現役脚本家・放送(構成)作家が担当講師としてストーリー作りから脚本・シナリオの執筆まで丁寧に個別指導してくれます。半年間で1時間ドラマを1~2本完成させることが目標です。

クラス

脚本家クラス

毎週木曜日

昼: 14:00開始

夜: 19:00開始

受講料

 8万円(税込み)

日本シナリオ作家協会

日本初の脚本家養成機関

日本シナリオ作家協会の母体は昭和32年に設立された「シナリオ研究所」。そしてそのシナリオ研究所こそが、当時脚本家を夢見る若者の唯一の門戸となった日本初の脚本家養成機関だったのです。日本シナリオ作家協会からも、シナリオコンクールの受賞者が数多く出ています。シナリオの書き方を学ぶだけでなく、現役の映画監督やプロデューサーから話題作の制作秘話を聞けることも。

クラス

基礎科

6ヶ月間 木曜日全24回

昼クラス: 14:00-16:00

夜クラス: 18:50-20:50

研修科

6ヶ月間 水曜日全23回

昼クラス: 14:00-16:00

夜クラス: 18:50-20:50

創作論講義

6ヶ月間 火曜日 全20回

昼クラス: 14:00-16:00

夜クラス: 18:50-20:50

受講料

基礎科のみ(週1)9万9000円

基礎科+創作論講義(週2)13万9700円

研修科のみ(週1)12万4300円

研修科+創作論講義(週2)16万5000円

創作論講義のみ(週1)5万5000円

シナリオ・センター

年間6万人の受講生

創設者 新井一が体系づけた「シナリオの基礎技術」を基に脚本(シナリオ)の指導を行っているスクールです。プログラムがたくさんあり、年間6万人以上の人が受講しています。私が通っていたのもこちらです。なんと、シナリオ公募コンクールの約90パーセントは、シナリオ・センター出身だとか。また、「ライターズバンク」といってシナリオ・センター受講生を、ライターの道へとつなげるためのバックアップシステムもあります。書いていたらやはり魅力的で、また受講したくなってきました笑 また落ち着いたら戻ろうかなあ。

クラス

シナリオ作家養成講座

週1回  全23回・添削21回木曜日

シナリオ8週間講座

全8回・週1回・添削7回土曜日

シナリオ通信講座 基礎科

 6ヶ月(12 回添削往復)

受講料

シナリオ作家養成講座

入学金 3,300円 授業料 93,500円(全期・教材費・税込)

シナリオ8週間講座

入学金 2,200 円 授業料 23,100 円(全期・教材費・税込)

シナリオ通信講座 基礎科

30,800 円 (教材費・税込・6 ヶ月分)

※クラスや受講料は2019年12月時点でのものであり、時期により変更する場合があります。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

自分に合ったスクールを選ぼう

脚本家スクールと一口に言っても、それぞれ特徴があります。ぜひ自分に合ったスクールを選んで脚本家になるという夢を叶えてくださいね!